金正恩氏、トランプ氏に平壌会談提案か 韓国紙が報道
【ソウル=恩地洋介】16日付の韓国紙・中央日報は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が8月、トランプ米大統領に親書を送り、平壌で米朝首脳会談を開くことを提案したと報じた。同紙が引用した外交消息筋によると、親書は8月第3週に送られた。トランプ氏は8月9日に、3ページにわたる金正恩氏からの手紙を受け取ったと明かしたが、これとは別の書簡だという。
米朝首脳は6月30日に板門店で会談し、実務者による非核化交渉を早期に再開する方針を確認した。双方には4回目の首脳会談の年内開催が念頭にあるが、北朝鮮が米韓合同軍事演習に反発し、協議は実現せずにいた。16日に北朝鮮外務省の米国担当局長が出した談話は、数週間以内の協議再開を示唆し、条件として「体制安全」を保証するよう米国に要求した。