「WeWork」上場延期へ 10月以降、米紙報道

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住建・不動産
2019/9/17 8:06
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ウィーワークは13日に上場先候補をナスダックとする目論見書を米証券取引委員会に提出していた=ロイター

ウィーワークは13日に上場先候補をナスダックとする目論見書を米証券取引委員会に提出していた=ロイター

【ニューヨーク=大島有美子】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は16日、米シェアオフィス大手ウィーワークを運営するウィーカンパニーが米株式市場への上場を延期する見通しだと伝えた。想定時価総額が1月時点の企業価値の半分以下に目減りする見込みで、企業統治など体制を整え直すために時間を要するとみられる。

WSJは関係者の話として、上場時期は少なくとも10月までずれ込む見通しだと伝えた。ウィーの大株主のソフトバンクグループは「コメントを控える」と述べた。ウィーは13日、上場先候補をナスダックとする目論見書を米証券取引委員会(SEC)に提出。市場関係者の間では今週にも投資家向けの説明会(ロードショー)が始まり、月内の新規株式公開(IPO)を目指すとみられていた。

ウィーは8月に財務や事業内容を記した目論見書をSECに提出した。ただ創業者のアダム・ニューマン最高経営責任者(CEO)の影響が強すぎる議決権構造など、ウィーの企業統治や事業モデルの将来性に対して一部の投資家から懸念する声が上がっていた。

ウィーの企業価値は直近でソフトバンクグループが出資した1月時点では470億ドル(約5兆円)とされていたが、足元のヒアリングでは150億ドル程度まで減るとみられている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)はソフトバンクGが上場延期を求めたとも報じていた。

ウィーは13日に提出した目論見書で、企業統治の改善策を列挙した。年内に筆頭の独立取締役を任命したり、ニューマン氏に割り当てる特殊な種類株の議決権を減じたりするといった施策だ。

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