「世界経済への攻撃」米がイラン批判、IAEA総会

イラン緊迫
2019/9/17 3:28
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IAEAの総会で演説する米国のペリー・エネルギー長官(16日、ウィーン)=ロイター

IAEAの総会で演説する米国のペリー・エネルギー長官(16日、ウィーン)=ロイター

【ウィーン=細川倫太郎】米国のペリー・エネルギー長官は16日、国際原子力機関(IAEA)の総会で演説し、サウジアラビアの石油施設への攻撃について「イランの攻撃を強く非難する。世界の経済とエネルギー市場への意図的な攻撃だ」と述べた。イランに対し最大限の圧力をかけ続けるとも強調した。

ペリー氏は演説の冒頭で言及した。「この行為は受け入れられず、責任を問わなければならない」とイランを非難した。ただ、イランが攻撃したことの根拠は示さなかった。原油の供給不安から原油価格が急騰したことについては「市場は弾力があって前向きな反応を示す自信がある」と指摘し、すぐに冷静さを取り戻すとの見方を示した。

米紙ワシントン・ポストによると、サウジ軍の報道官は16日、「攻撃に使われた兵器はイラン製だった」と述べた。ただ、イラン側は関与を否定している。

一方、IAEAの総会ではイランのサレヒ原子力庁長官も演説し、核合意から一方的に離脱した米国を強く批判した。核合意の義務履行を段階的に停止している措置については「それ以外に選択肢はない」と強調し、米国への対抗姿勢を鮮明にした。だが、他の当事国の行動によっては履行を再び守るとし、欧州各国に経済支援を求めた。サレヒ氏はサウジの石油施設の攻撃については言及しなかった。

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