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中国蒙牛乳業、1100億円で豪州大手買収

【北京=渡辺伸】中国乳業2位の蒙牛乳業は16日、オーストラリア食品大手のベラミーズ・オーストラリアを買収すると発表した。投資額は最大78億6千万香港ドル(約1100億円)となる見通しで、全株式を取得する。中国の乳製品市場は近年は伸びが鈍化しており、中国乳業大手による海外進出が加速してきた。

蒙牛乳業は乳製品で中国2位だ(北京市)

蒙牛乳業が海外企業を買収するのは初めて。株式の取得時期は明らかになっていない。ベラミーズは粉ミルク製造で豪州の大手。2018年度の売上高は2億6600万豪ドル(約200億円)、純利益が約2170万豪ドルだった。豪州のほか、ニュージーランドや東南アジアにも展開している。

蒙牛は18年に稼働させたインドネシア工場のほか、ニュージーランドにも乳製品などの工場を保有している。蒙牛の盧敏放総裁は「ベラミーズは高い品質の製品を供給している。同社が持つブランドと販売網は蒙牛の成長にとって重要だ」とのコメントを発表した。

調査会社の智研諮詢によると、中国の乳製品市場は18年が4362億元(約6.5兆円)で、17年比で4.34%増だった。「中国の成長減速によりかつてのような急激な伸びは見込めない」(業界関係者)との声もあり、乳業大手は海外進出を加速させている。中国乳業1位の内蒙古伊利実業集団も19年8月、ニュージーランドの乳業大手ウエストランドを約170億円で買収した。

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