アマゾン日本人移住90周年、トメアスで式典

2019/9/14 9:45
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アマゾン地域への移住90周年を祝う記念式典の様子(13日、ブラジル北部トメアス)

アマゾン地域への移住90周年を祝う記念式典の様子(13日、ブラジル北部トメアス)

【トメアス(ブラジル北部)=外山尚之】ブラジル北部トメアス(パラ州)で13日、日本人のアマゾン地域移住90周年を祝う記念式典が開催された。トメアス文化農業振興協会の柴田一宇シルビオ会長は「これまでに関係する全ての人たちに感謝したい」と述べ、ブラジル政府や日本政府などに感謝の念を述べた。

アマゾンへの入植は1929年、鐘淵紡績(現クラシエホールディングス)の主導で開始。トメアスは戦後移民の受け入れにも積極的で、コショウの生産がピークを迎えた1960年代には約2千人の日本人・日系人が住んでいたという。現在は千人程度に減ったものの、カカオやアサイーなどの生産でパラ州の農業にとって欠かせない存在となっている。

記念式典で表彰される日系人の子弟ら(13日、ブラジル北部トメアス)

記念式典で表彰される日系人の子弟ら(13日、ブラジル北部トメアス)

アマゾン熱帯雨林では現在、開発に伴う過剰な伐採や森林火災が国際的な問題となっている。トメアスに住む日本人や日系人は現在、森の中で農作物を育てる「アグロフォレストリー」に取り組んでおり、森林を破壊せずに農家の収入を底上げする手法として注目を集める。

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