ベトナム新興家電のアサンゾ、産地偽装疑惑で工場停止

アジアBiz
2019/9/13 21:54
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【ハノイ=大西智也】産地偽装の疑惑が浮上しているベトナムの新興家電メーカー、アサンゾは8月末から工場の操業を停止していることを明らかにした。完成品に近い中国製テレビなどを輸入し、ベトナム製と偽って販売していたことが6月に発覚した。政府の調査に時間がかかっており、最終的な結果が出るまで製品の保証を除くすべての業務を取りやめる。

アサンゾは一時的に工場を全面停止した(ハノイ市内の量販店)

アサンゾはベトナム国内に7つの工場があり、約2000人の従業員を抱える。低価格が強みで、主に地方の低所得者向けに年間約50万台のテレビを販売していた。問題の発覚以降、信用が失墜し販売が低迷していた。

アサンゾ以外にも多くのベトナム企業が中国製品を輸入し、簡単な加工工程を経て、ベトナム製として国内で流通させているもようだ。米国政府は一部が違法に迂回輸出されているとみており、ベトナム政府に対応を要請している。

ベトナムではアサンゾのようなケースを取り締まる法令がはっきりしていないため、政府は慎重に調査を進めているようだ。政府は違法な迂回輸出の排除を念頭に「ベトナム製」の基準作りを急いでおり、原産国偽装に厳しい姿勢で臨もうとしている。

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