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米ウォルマート、食品宅配に本格参入 アマゾン追撃

【ニューヨーク=野村優子】米小売り最大手ウォルマートは12日、年98ドル(約1万500円)の会費を払えば生鮮食品を何回でも追加料金なしで宅配するサービスを本格開始すると発表した。2019年初めから限られた店舗で実験的に開始していたが、今秋にも1400店舗に拡大する。食品宅配は米アマゾン・ドット・コムなども注力している分野。全米最大の小売りチェーンが本格参戦することで競争の激化は必至だ。

ウォルマートの食品宅配サービスは年98ドルまたは月12.95ドルを払えば、無制限で利用できる。1回の配送料が9.99ドルのため、月に2回以上利用する客にとってはお得になる計算だ。注文から最短4時間で届けるという。ヒューストンやマイアミなど一部都市の店舗で実験的にサービスを開始していたが、顧客の反応が良好だったため200都市の1400店舗に拡大する。

ウォルマートはサービスの本格開始にあたって新規雇用も含め4万5000人以上を投入し、新鮮な野菜や肉などを選ぶトレーニングを3週間かけて行う。

生鮮宅配を巡っては、アマゾンが年119ドルを支払う有料会員向けに、傘下の高級スーパー「ホールフーズ」の商品を即日配送するサービスを展開。ディスカウントストアのターゲットも、年99ドルで生鮮食品などの取扱商品を即日配送している。

ウォルマートは年末までにさらに1600店舗にサービスを広げ、米人口のおよそ半分をカバーできる体制を構築するという。同社は「規模とサービスを組み合わせることで、ウォルマートが客にとって最も簡単に買い物ができる場所になる」と強調した。

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