/

ヤフー、ZOZOを買収 国内EC首位を射程に

ソフトバンク傘下のヤフーは12日、衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOへのTOB(株式公開買い付け)による買収で合意し、都内で記者会見を開いた。ヤフーの川辺健太郎社長は「2020年代前半に電子商取引(EC)を国内ナンバーワンにするという目標が現実的に射程圏内に入っていく」と述べ、米アマゾン・ドット・コムや楽天に対抗する考えを強調した。

発行済み株式の50.1%を上限に買い付け、買収額は最大で4007億円。金融情報会社のリフィニティブによると、国内のネット通販企業の買収では過去最大となる。ZOZO創業者で同社株を約37%保有する前沢友作氏は同日付で社長を退任し、TOBを受けて大半の株を売却し経営から退く。ヤフーの買収後もZOZOは上場を維持する予定だ。

ヤフーのEC事業の取扱高(旅行や飲食予約含む)は18年度に2兆3442億円、ZOZOは3113億円だった。2社合計の取扱高は単純計算で2兆6千億円と、ライバルの楽天の3兆4000億円との差が縮まる。川辺社長は「両社のシナジーを出せれば取扱高は急増する」と説明し、4000億円規模の買収の成果は早期に得られるとの認識を示した。

ヤフーはソフトバンクと共同で展開するスマートフォン決済「PayPay(ペイペイ)」をゾゾタウンに導入する。顧客から集まる決済データに厚みを持たせ、個人の信用力を数値化する「信用スコア」などデータを活用した事業に生かす。

ゾゾタウンはヤフーが今秋にも始めるモール型のサイト「PayPayモール」に出店する方針だ。ゾゾタウンに出店する企業はヤフーのサイトにも販路が広がる。ヤフーは30~40歳代に強みを持ち、ZOZOは20~30歳代の若年層が主な利用者だ。両社の通販サイトを連携させ、それぞれが手薄だった顧客層を獲得できるとみる。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

ヤフー、ZOZO買収

衣料品通販サイト大手のZOZOが9月12日、ソフトバンク子会社のヤフーの傘下に入る意向を発表した。創業者の前沢友作氏は同日付で社長を退任し経営から退く。前沢氏はユニクロやZARAに並ぶ世界規模のアパレル企業を目指したが、採寸用スーツの苦戦や相次ぐ有力ブランドの撤退など誤算が続いた。創業から約20年。月周回旅行やプロ野球への関心などの発言が注目を集めた前沢氏は第二の人生を歩む。

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン