8月の米消費者物価 コア2.4%上昇 1年ぶり大幅伸び

北米
2019/9/12 23:12
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【ワシントン=長沼亜紀】米労働省が12日発表した8月の消費者物価指数=CPI(1982~84年=100)は、前年同月比1.7%上昇した。伸び率は前月から0.1ポイント縮小し、ダウ・ジョーンズがまとめた市場予測(1.8%程度)をやや下回った。一方、変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は2.4%上昇した。伸び率は前月から0.2ポイント高まり、2018年7月以来の大きさになった。

エネルギー価格を除いた米消費者物価は上昇し始めた(米カリフォルニア州の小売店)=AP

前月比ベース(季節調整済み)では、8月のCPIが0.1%上昇にとどまった。しかし、コア指数は3カ月連続で0.3%上昇し、力強い伸びを示した。医療ケア、家賃、娯楽など幅広い項目が上昇し、エネルギー価格の下落分を補った。食品価格は横ばいだった。

CPIは、エネルギー価格を除くと物価の高まりを示唆する。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策判断で重視する個人消費支出(PCE)物価指数は7月、前年同月比1.4%の上昇にとどまり、FRBが目標とする2%を下回る。米中貿易戦争や世界景気の減速で製造業の業績が陰り、先行きの不透明感が高まっている。市場関係者は17~18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを織り込んでいる。

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