欧州国債、利回り急低下 ECB緩和「想定以上」

ヨーロッパ
2019/9/12 23:00
保存
共有
印刷
その他

【ロンドン=篠崎健太】12日の欧州金融市場では主要国の国債利回りが急低下(債券価格は上昇)した。イタリアの10年債利回りは一時0.76%程度と前日より0.2%強下がり、過去最低を更新した。欧州中央銀行(ECB)は同日、3年半ぶりの金融緩和策を決めた。期限を定めない量的緩和策の再開などに対し、市場は想定以上に踏み込んだと受け止めている。

記者会見に向かうドラギECB総裁(右)(12日、フランクフルト)=ロイター

ユーロ圏の長期金利の指標とされるドイツの10年物国債利回りは、政策発表直前のマイナス0.59%程度から、一時マイナス0.64%程度に下がった。外国為替市場ではユーロがドルなどの主要通貨に対して売られた。

ECBは民間銀行から預かる余剰資金に課す金利を、年マイナス0.4%からマイナス0.5%に引き下げる。併せて、国債などを月200億ユーロ(約2.4兆円)のペースで買い入れる政策を11月から再開することを決めた。量的緩和は期限を定めない仕組み。「かなりハト派(緩和に積極的)なパッケージだ」(英キャピタル・エコノミクス)との見方が多い。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]