アース製薬系、AIで昆虫判別 食品など工場向け捕虫器

2019/9/12 21:25
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アース製薬傘下のアース環境サービス(東京・千代田)は食品工場などで昆虫の混入事故を防ぐために実施する「昆虫モニタリング」用の捕虫器を製品化した。人手に頼らず、人工知能(AI)を活用して、捕まえた虫の数や種類を数分で判定する。外部の専門家に判別作業を委託する必要がなく、迅速に防虫・駆除対策が打てるという。

捕虫器サービスを発表したアース環境サービスの松本吉雄社長(中央)ら

捕虫システム「リグ1.0」は箱形の捕虫器とカメラなどで構成する。消費電力の少ない発光ダイオード(LED)照明の表面に虫が好む蛍光シートを貼っておびき寄せ、箱の底の粘着シートで捕らえる。撮影した画像をサーバーに送り、AIが種類や数を判定する。結果はスマートフォンやパソコンで確認できる。

昆虫を種類ごとに数えるAIと、体がちぎれるなどして判別が難しい個体を見分けるAIを組み合わせて、判断の精度を高めた。従来は専門家が1匹ずつ分類して数えることが多く、精密な解析では数週間かかることもあるという。

システムを繰り返し使うことでAIが学習し、分類できる昆虫の種類は増える。将来は200種類の判別を目指す。

本体価格は税別で18万円。これ以外に解析サービスの料金がかかる。1時間に1回の解析プランで月額は税別で2万5千円(消耗品の交換代を含む)。24時間に1回で同1万5千円。

一連のシステムはLED照明の設計などを手がけるルーチ(東京・港)やAI開発のゴウハウス(東京・千代田)と共同で開発した。

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