岡山市の倉安川・百間川施設群 世界かんがい遺産に

2019/9/12 19:25
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17世紀後半に岡山藩が造成した倉安川や水門、百間川などの灌漑(かんがい)施設が、国際かんがい排水委員会が選ぶ「世界かんがい施設遺産」に登録された。同遺産は卓越した技術で灌漑農業に貢献し、完成100年を経過した施設を顕彰する制度で、中国地方での登録は2例目。

世界かんがい遺産に登録された倉安川吉井水門(岡山市)

選ばれた「倉安川・百間川かんがい排水施設群」は相次ぐ洪水・凶作、人口増加による耕地不足などに対応するため、岡山藩の重臣、津田永忠(1640-1707)が中心になって造営された。干拓、新田開発が進み、2200ヘクタールに及ぶ水田による食糧増産や地域農業の発展を支えた。

地元経済人や識者らでつくる登録推進委員会が1月に登録申請していた。中心メンバーの一人で岡山藩郡代津田永忠顕彰会会長を務める小嶋光信両備グループ代表は「これを機に江戸時代に優れた土木技術で地域貢献した津田永忠らの功績を広く知ってもらいたい」という。10月5日に同会主催のバスツアー(見学会)を開催する。

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