富士山登山鉄道構想検討会 先進事例を報告

2019/9/12 18:40
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富士山登山鉄道構想検討会の第2回理事会が12日、東京で開かれ、神奈川県の箱根登山鉄道やスイスのユングフラウ鉄道など国内外の先進事例について調査結果が報告された。首都大学東京理事長の島田晴雄理事は「事業計画を立てるためにも、先進事例がどのように実現してきたのかを示してほしい」と述べた。

国内外の先進事例について意見が交わされた富士山登山鉄道検討会の第2回理事会(12日、東京・千代田)

SMBC日興証券社長の清水喜彦理事は「先進事例の収支計画を調べてほしい」と要請。「富士山の鉄道も赤字のために税金を投入するわけにはいかない」と指摘した。

また安全面について「富士山は岩盤が弱いと思う。安全確保が重要で、鉄道が難しければほかの方法を考えなければいけない。鉄道が可能か、まずは考え方を整理してほしい」と述べた。

山梨県の長崎幸太郎知事は「環境を維持すること、地盤や雪崩など安全性を確保できるか、イコモス(ユネスコ諮問機関の国際記念物遺跡会議)の納得が得られるかがハードル。技術面の実現可能性は調査しており、報告したい」と話した。

検討会は今後、2019年度内に中間報告を公表し、20年12月をメドに基本構想をまとめる方針という。

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