タイ財閥TCC、不動産部門上場 調達額タイで最大

アジアBiz
2019/9/12 18:36
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【バンコク=岸本まりみ】タイ大手財閥のTCCグループは不動産子会社を上場させ、最大480億バーツ(約1700億円)を調達する。調達した資金はバンコクやタイの主力観光地の土地取得や複合施設開発などに充てる見通し。想定通り調達できれば、事業会社の調達額としてタイで過去最大の新規株式公開(IPO)となる。

TCC傘下のアセット・ワールド・コープ(AWC)が所有する商業施設「アジアティーク」(バンコク)

上場を計画しているのはTCC傘下の不動産会社、アセット・ワールド・コープ(AWC)。同社が11日発表した。需要に応じて決める追加分を含め最大80億株を新規発行する。発行済み株式の25%にあたる。公開価格は1株あたり6バーツ。10月上旬にもタイ証券取引所に上場する見込みだ。

現地紙によれば新規上場に伴う資金調達額は、投資ファンドも含めると6年ぶりの規模となる。タイ証取によると、13年に上場した投資ファンド「BTSレール・マストランジット・グロース・インフラストラクチャー・ファンド」は625億バーツ超を調達した。

AWCは調達した資金を首都バンコクなどで土地取得や複合施設開発に充てる見込み。観光客増をにらみ、観光地として人気の高いパタヤやチェンマイでもホテルなどの開発を計画している。

AWCは不動産開発を幅広く手掛け、「マリオット」や「ヒルトン」などホテル15軒、「アジアティーク」など商業施設10軒を持つ。AWC会長には米誌フォーブスの世界長者番付でタイ4位の富豪に挙げられたTCCグループのトップ、チャロン・シリワタナバクディー氏が就いている。

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