バタフライボード、「消せるノート」を発売
バタフライボード(横浜市)は12日、繰り返し記入できるノートを発売した。紙の質感に似た独自開発の樹脂をページに使ったのが特徴で、市販の「消せるボールペン」で記入すれば水やウエットティッシュで表面を白紙に戻して繰り返し使える。スマートフォンで撮影して電子化しやすくするなどして、アイデアの共有や外出先のメモ需要を取り込む。

「ノーツ・バイ・バタフライボード」(5500円~)をクラウドファンディングサイト「Makuake」で発売した。「消せるボールペン」は、通常は摩擦熱を使いインクを無色にする仕組みだが、このノートは表面からインク成分を洗ったりふき取ったりすることで繰り返し使用できるようにしたのが特徴だ。
ノートは手のひらサイズの6枚12ページで、厚さ0.5ミリメートルの極薄磁石で冊子状に仕立てており、ページの取り外しや入れ替えが簡単にできる。専用のケースなどをセットにしたうえで販売する。
バタフライボードは、メーカーの元技術者が設立したスタートアップ。磁石で取り外しできるノートサイズのホワイトボードを開発し、米アマゾンの通販サイトなどで販売してきた。ホワイトボードは触れると字が消え、書き心地も紙と異なるため、ノートも開発して新たな需要を取り込む。
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