ファーウェイ、中国本土初の社債を900億円発行

ファーウェイ
アジアBiz
2019/9/12 16:08
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【広州=川上尚志】中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は中国本土で人民元建て社債を60億元(約900億円)発行する。社債はこれまでも香港などで発行しているが、中国本土では初めて。米政府による制裁が長引くなか、資金の調達手段を多様化するとともに現地金融機関との関係を強化する。

ファーウェイが中国本土で社債を発行するのは初めてになる=ロイター

同社が開示した目論見書によると、中国大手の中国工商銀行と中国建設銀行を通じ、それぞれ期限3年の社債を30億元ずつ発行する。中国格付け会社の格付けはいずれも最上級の「AAA」となっており、発行日や金利は今後詰める。ファーウェイは資金使途について「情報通信技術のインフラの建設を続け、顧客により良い製品やサービスを提供するために使う」と説明している。

ファーウェイはこれまでもドル建てや元建ての社債を発行しており、現時点でドル建てで45億ドル(約4900億円)の残高がある。今回の社債発行について同社は「中国本土の債券市場を開拓し、資金調達の手段を最適化する」と狙いを示したうえで「経営は健全で、キャッシュフローには十分な余裕がある」としている。

米商務省は5月、安全保障上の懸念を理由にファーウェイに対する事実上の輸出禁止措置を発動した。米企業との取引が制限されたファーウェイは、ソフトウエアや半導体の自前開発を強化している。新たな資金調達で部品などの内製化を加速する狙いもあるとみられる。

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