2019年9月23日(月)

日没直後に高齢者事故多発 昼間の14倍、横断中死者

2019/9/12 12:44
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65歳以上の高齢者が道路横断中に車にはねられた死亡事故について、警察庁が昨年までの5年間の10~12月の状況を分析したところ、日没後1時間の発生件数が突出して多く、夜間の約6倍、昼間の約14倍に上っていたことが12日、分かった。

冬至にかけて日が短くなることや、年末の慌ただしさが運転心理に影響しているとみられる。担当者は「特に日没後1時間は徐々に見通しが悪くなる時間帯で、ドライバーの注意が甘くなり歩行者に気付くのが遅れている可能性がある」と指摘した。

高齢歩行者の全体の事故死者数も四半期別で10~12月が最も多かった。全国の警察は21~30日に実施する秋の全国交通安全運動でも注意を呼び掛ける。

警察庁によると、日没後1時間に発生した横断中の高齢者と車の死亡事故は、2014~18年の総計で361件。これに対し、日の出から日没1時間前までの「昼間」の発生件数は1時間当たり26.0件。日没前の1時間は41.0件。日没1時間後から夜明けまでの「夜間」は61.3件だった。

361件の中で、事故現場が横断歩道だったのは72件(19.9%)。うち歩行者が信号無視をしていたのは9件(12.5%)で、残り63件に歩行者の法令違反は確認されなかった。

道路横断中のほか、路上で後方から車にはねられたケースなども含めた高齢歩行者全ての死者は、14~18年で計5007人。四半期別では「10~12月」が最多の1792人(35.8%)。「1~3月」は1333人、「7~9月」は995人、「4~6月」は887人だった。〔共同〕

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