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インベブ、子会社が香港市場への上場を再び申請

インベブはアジアでバドワイザーなどをの拡販を目指す=ロイター

【ジュネーブ=細川倫太郎】ビール世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ベルギー)は12日、アジア子会社が香港市場への上場を再び申請したと発表した。市況悪化などを理由に7月にとりやめていたが、巨額の債務返済とアジアでのM&A(合併・買収)に向け再び上場を目指すことにした。ただ香港で大規模デモが続くなどしており、リスク要因はなお多い。

上場を目指すのは、アジア子会社「バドワイザー・ブリューイング・カンパニーAPAC」。主力の「バドワイザー」を中心に50以上のブランドを中国やベトナムで販売する。数千億円規模の調達を検討しているもよう。上場は確定しておらず、計画が順調に進むかどうかは「市況や他のいくつかの要因による」としている。今後、香港証券取引所の上場承認や条件決定などの手続きを経る必要がある。

当初は7月中旬に子会社を上場させ、最大で98億ドル(約1兆500億円)を調達する計画だった。実現すれば今年世界で最大の新規株式公開(IPO)になる可能性があった。だが投資家の引き合いが想定以上に弱く、上場を断念した。その後、資金調達の代替手段としてオーストラリア事業を約1兆2000億円でアサヒグループホールディングスに売却した。

インベブは2016年、当時業界2位の英SABミラーを買収し、約1000億ドルの負債を抱えた。しかし、SABミラーとの相乗効果を十分に引き出せておらず、格付け会社や投資家から財務体質の悪化が懸念されている。負債を一段と削減するには、子会社上場による資金調達が不可欠と判断したとみられる。

負債を一定程度削減した後は、高級ビール市場が拡大しているベトナムやフィリピンなどでM&Aを積極化すると予想する声は多い。特に中国ではライバルのハイネケン(オランダ)が地元大手と組んで攻勢を強めており、出遅れているインベブは巻き返しを狙っている。

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