東電会見「全面復旧は13日以降」 停電は33万戸に

2019/9/12 9:25 (2019/9/12 12:37更新)
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給水所となっている公民館で水をくみ出す職員(11日、千葉県君津市)

給水所となっている公民館で水をくみ出す職員(11日、千葉県君津市)

台風15号の影響で千葉県を中心に続く大規模停電について、東京電力パワーグリッドは12日午前の記者会見で、作業が難航しているため全面復旧は「あす以降になる」との見通しを明らかにした。正午現在、約33万戸で停電が続いているが、千葉市や八千代市、四街道市、印西市は12日中に復旧する見込み。連日の猛暑が重なり避難生活をする住民には大きな負担となっている。

 
送電投資の抑制響く

同社はほかの電力会社からの応援約2400人を含め、総勢1万1千人態勢で復旧作業を急いでいる。

大規模停電の長期化について、会見した同社の塩川和幸技監は「多くの方に不便と心配を掛けている」と謝罪。「倒木が非常に多く、被害の把握に大型車を搬入するため伐採が必要で復旧作業に時間がかかる。配電線も複数の箇所で大規模に損壊している」と説明した。

同社によると、千葉県内では正午現在、市原市は約3万6100戸、千葉市は緑区を中心に約3万1400戸、南房総市は約2万500戸、君津市は約1万9300戸、富津市は約1万8700戸、成田市は約9600戸が停電となっている。

同社は当初11日中の全面復旧を目指したが、台風による電柱や電線など設備の損害が想定よりも大きく、作業に時間がかかっているという。塩川氏は会見で「台風の通過後、どのくらい設備に被害があるかというところの見通しが甘かったと反省している」と話した。 一方、停電でポンプが動かないなどの理由で千葉県内では約3万戸で断水が続く。千葉県では12日も最高気温が30度前後になると予想されており、エアコンが使えないため熱中症にかかるリスクが高まっている。

台風の影響でJR内房線と外房線の一部区間は終日運休し、停電地域の学校では臨時休校も出ている。

公民館で非常用電源から携帯電話に充電する人たち(11日、千葉県君津市)

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