大学入試改革「混乱理解を」 新閣僚に注文の声

Tokyo2020
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2019/9/11 22:56
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文部科学相に就任し、大臣席に座る萩生田光一氏(11日夜)

文部科学相に就任し、大臣席に座る萩生田光一氏(11日夜)

第4次安倍再改造内閣が11日発足した。2020年度に迫った大学入試改革や東京五輪・パラリンピックなど課題は山積している。関係者からは「現場重視で課題に取り組んでほしい」といった声が上がった。

「次代を担う子どもたちの教育、科学技術やスポーツの振興、日本の文化の魅力発信へ果敢に挑戦したい」。文部科学相に就いた萩生田光一氏は11日、首相官邸の記者会見で意気込みを語った。

萩生田氏は安倍晋三首相の側近とされ、官房副長官や自民党幹事長代行を務めてきた。初入閣だが、人工知能(AI)を使いこなせる人材の育成などが期待される。

喫緊の課題は、混迷する大学入試改革への対応になる。目玉とされる英語の民間試験では、高校側が10日に活用延期を求める要望書を出したばかり。全国高等学校長協会の萩原聡会長は「高校現場の混乱を理解し、活用延期の英断をしてほしい」と求める。

萩生田氏は会見で「(政策の)継続性が大事だが、何が問題かを自分なりに整理したい。受験生が犠牲になってはならず、納得してもらえる制度に磨いていきたい」と話し、理解を求めた。

萩生田氏は学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、文科省に圧力をかけたとの追及を野党から受けた。同氏は「疑念が晴れていないのなら説明したい」と述べたが、同省の若手職員は「問題が再燃すれば文科行政も止まる」と懸念する。

皇居での認証式に向かう、五輪相に決まった橋本聖子氏(11日、皇居・宮殿の南車寄)

皇居での認証式に向かう、五輪相に決まった橋本聖子氏(11日、皇居・宮殿の南車寄)

五輪相にはアルベールビル冬季五輪の銅メダリスト、橋本聖子参院議員が就任した。橋本氏は会見で「アスリートが最高の舞台で、最高の笑顔になれるように努力を積み重ねていくことを元オリンピアンとしてサポートしていく」と述べた。

湿度の高い東京特有の暑さや渋滞が慢性化する道路での選手の移動など課題も残る。大会を担う東京都の幹部は「大会の準備は計画から実行段階に移った。現場重視で指示することを忘れないでほしい」と注文した。

大会組織委員会の男性職員は「選手の視点で対策を進められる点はこれまでの五輪相とは違う」と期待を寄せる一方、「来場者やボランティアにも配慮しなくてはならない。組織委との連携を深めてほしい」と要望した。

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