2019年9月23日(月)

首相の記者会見要旨

内閣改造
政治
2019/9/11 23:00
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安倍晋三首相の記者会見の要旨は次の通り。

【冒頭】

安定と挑戦の内閣だ。国民と共に令和の時代の希望にあふれる日本を築き上げる。常にチャレンジャーの気持ちであらゆる政策分野で、これまでの発想にとらわれない大胆な改革に挑戦する。

キーワードは多様性だ。画一的な社会システムを根本から改めなくてはならない。誰でも個性を生かせる社会、目標に向かって教育、労働、社会保障の3つの改革に挑戦する。

小泉進次郎環境相には気候変動など地球規模の課題に、手あかのついた従来の議論ではなく、若手ならではの斬新な発想での取り組みを期待する。福島再生という大きな課題にも全力で挑戦してほしい。

誰もが安心できる社会保障制度へ改革を進める。新たに全世代型社会保障検討会議を設け、来週にも第1回の会議を開催する。西村康稔経済財政・再生相や加藤勝信厚生労働相ら関係閣僚の総力をあげて、新しい社会保障制度のあり方を大胆に構想する。

茂木敏充外相に大詰めを迎えている米国との貿易交渉を担当してもらう。11カ国による環太平洋経済連携協定(TPP11)の困難な交渉を妥結に導いた毅然とした外交手腕は海外からも高く評価されている。積極的な経済外交の展開など日本の外交の奥行きを広げてほしい。

日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、外交政策と安全保障政策の連携の必要性がますます拡大している。河野太郎防衛相には、外相として世界中を回った経験を糧に、ダイナミックな安全保障政策を展開してほしい。

自民党立党以来の悲願である憲法改正に挑戦する。困難な挑戦だが必ずや成し遂げる。そのために安定した政治基盤が不可欠だ。政治の安定なくしていかなる挑戦も成就することはない。

政権運営の要である自民党の二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長、麻生太郎副総理・財務相や菅義偉官房長官は留任する。安定した土台を維持しながら、老壮青の幅広い人材とフレッシュな突破力で新しい国づくりに果敢に挑戦する。

【質疑】

――ポスト安倍候補と呼ばれる岸田、茂木各氏らを要職で起用した。どのような活躍を期待するか。

新しい時代の国づくりに向け、それぞれの分野で大胆な改革に挑戦してほしい。

――小泉氏の起用の狙いは。

小泉氏は初当選から10年だ。私が10年たった頃は当選3回で、小泉氏の父・純一郎首相から党幹事長に任命された。首相の重責を担う上で糧になった。小泉氏も責任ある立場で遺憾なく能力を発揮してほしい。

――新たな布陣で日韓関係をどう改善するか。

国際法に基づき韓国側の適切な対応を求める方針は一貫している。新体制でもみじんも変わらない。韓国にはまず国と国との約束を守ってほしい。

――憲法改正にどう取り組むか。

選挙で約束したことを実行に移していくのが政治の責任だ。新体制のもと憲法改正に向けた議論を力強く推進する。衆参両院の第1党の自民党が今後、憲法審査会で強いリーダーシップを発揮していくべきだ。憲法審査会で憲法のあるべき姿について与野党の枠を超えて活発な議論をしてほしい。

――世界経済が減速しているタイミングで消費税を上げる理由は。

世界経済の先行きは不透明さを増している。世界経済が抱える下振れリスクには十分に目配りし、顕在化すれば機動的かつ万全の政策対応をするなど、経済運営に万全を期す。

消費税の引き上げは社会保障を全世代型に転換していくための安定的な財源でもある。十二分の対策を実施することで消費を下支えし、経済の回復基調を確かなものにしたい。日本の経済が世界経済の足を引っ張らないように万全を期したい。

――日ロ平和条約締結交渉について、外相の交代でどういう効果を期待するか。

領土問題は戦後70年以上、解決されなかった問題だ。困難な課題だからといって見送るのは責任の放棄だ。次の世代に先送りすることなくプーチン大統領と必ずや終止符を打つ。領土問題を解決して平和条約を締結する基本方針のもと、真剣に交渉を進める。

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