2019年9月16日(月)

香港取引所、ロンドン証取に買収提案 3兆9400億円

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2019/9/11 19:01
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香港取引所はロンドン証券取引所の買収を提案した=AP

香港取引所はロンドン証券取引所の買収を提案した=AP

【香港=木原雄士】香港取引所は11日、英ロンドン証券取引所(LSE)グループの買収を提案したと発表した。296億ポンド(約3兆9400億円)で全株式を取得し、合併する計画だ。香港取引所の李小加・最高経営責任者(CEO)は同日の電話会見で「世界の投資家が中国市場にアクセスしやすくなる」と意義を強調した。

LSE株を10日の終値に22.9%上乗せした価格で買い取る。買収が実現すれば、上場する両取引所の時価総額は合計で約690億ドルと、首位の米CMEグループ(約735億ドル)に次ぐ規模となる。アジアの取引所による買収案件として過去最大とみられる。

LSEは8月、情報会社リフィニティブ・ホールディングスを総額約3兆円(負債含む)で買収すると発表した。香港取引所の買収提案について「提案を検討し、適切な時にコメントを出す」との声明を出した。

香港取引所は2012年にロンドン金属取引所(LME)を買収した実績がある。李CEOはLSEの買収によって「東と西を結びつけ、顧客にイノベーションやリスク管理、取引の機会を提供できるようになる」と指摘した。

取引所のM&A(合併・買収)をめぐっては、欧州の規制当局が17年にLSEとドイツ取引所の経営統合を認めなかった。今回の提案もLSEの判断や関係当局の認可が焦点になる。M&Aをテコにした香港取引所の成長戦略がスムーズに進むか不透明な面もある。

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