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鶏卵、4カ月ぶり値上がり 前週比6%高 台風で千葉産供給減る
需要は回復傾向、需給締まる

サービス・食品
2019/9/11 18:24
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安値が続いていた鶏卵の卸価格が4カ月ぶりに上昇した。指標となるJA全農たまご(東京・千代田)の取引価格(東京市場、Mサイズ)は1キロ170円と前週比で6%上昇。8月末比では13%高い。

暑さが和らぎ、鶏卵需要は回復しつつある

生産調整の効果が出てきたところに、9日に関東を襲った台風15号の影響で生産量全国3位の千葉県からの供給が減った。盛夏を過ぎて需要も回復しつつあり、需給が引き締まった。

鶏卵価格は供給過剰を背景に5月の大型連休明けから安値が続いていた。値上がりはしたものの、前年同月比ではなお6%ほど安い。

値上がりの主因は台風15号の影響だ。千葉県南部を中心に停電が発生し、「養鶏場に取りつけていた扇風機などが止まり、暑さに弱い鶏が死んだり弱ったりしている」(大手鶏卵卸)。9、10日は台風一過で首都圏を中心に猛暑日となった地点も多く、鶏には厳しい気温だった。

停電で生まれた卵を集めるベルトコンベヤーが停止し、「鶏が卵を産んでも運べない」(都内の鶏卵卸)影響もあった。

千葉県の2018年の鶏卵生産量は16万7795トンと全国3位。「まだ電話がつながらない場所もあり、被害の全体像を把握できていない」(大手鶏卵卸)との声もあり、さらに供給が減る可能性もある。

一方、少しずつ暑さが和らぎ、鶏卵需要は回復しつつある。外食の「月見」をうたった商品や、コンビニエンスストアでのおでん販売が始まった。月内には3連休が2週連続で控えており、「特売に向けたスーパーからの発注も増えている」(都内の鶏卵卸)という。

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