モンゴルで海水魚養殖 「好適環境水」使い岡山理大

2019/9/11 17:49
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岡山理科大学(岡山市)は23日、真水にナトリウムやカリウムなどを混ぜて作った人工飼育水「好適環境水」を使い、モンゴルで海水魚養殖を始める。ウランバートルに養殖施設や事務所を設置。現地のモンゴル生命科学大学などと協力、約1年後の出荷を目指す。

モンゴルで養殖する「ハイブリッドハタ」

モンゴルで養殖する魚種は、タマカイのオスとアカマダラハタのメスを掛け合わせた「ハイブリッドハタ」。ハタ類は白身で味にクセがなく、魚を食べる習慣のないモンゴルでも受け入れられやすいとみて選定した。すでに学内の生命動物教育センターで試験的に育てている。

現地では古い映画館を改装して10トン水槽を2基、1トン水槽を4基用意、体長5~7センチ(約5グラム)程度の稚魚約500匹を日本から搬入して養殖する。2020年秋をメドに800グラム~1キロ程度に成長させ、中国の内モンゴル自治区やモンゴルに出荷する予定。

「好適環境水」は海水魚を飼育できる特殊な淡水で、同大学工学部の山本俊政准教授らが開発した。すでにベニザケやトラフグなど高級魚の陸上養殖に成功しているが「実用化に向けた動きは今回が初めて」(山本准教授)。魚の生育に必要な成分を絞り込み、海水を再現するより低コスト。モンゴルでは安価な温水が供給されており、さらにコストを抑えることができるという。

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