大日本印刷、自社株買い600億円 株売却資金も利用
大日本印刷は11日、発行済み株式数の9.94%にあたる3000万株、600億円を上限に自社株買いを実施すると発表した。今月12日から2020年3月24日までの期間、市場で買い付ける。政策保有株として持っていたリクルートホールディングス株の売り出しに伴う売却資金537億円や手元資金などを利用、資本効率の改善につなげる。
同社は10日、リクルート株1800万株の売り出しに伴い19年4~9月期に513億円の売却益を計上すると発表していた。売却資金は自社株買いだけでなくBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業など重点分野への成長投資にもあてる。
関連キーワード