2019年9月23日(月)

香港で一帯一路イベント 政府は推進 若者は距離

中国・台湾
アジアBiz
2019/9/11 16:55
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【香港=木原雄士】大規模デモが続く香港で11日、中国の広域経済圏構想をアピールするイベント「一帯一路サミット」が開かれた。投資銀行の中国国際金融(CICC)や英HSBCが出展し、商談会を開いた。香港政府は中国本土との経済連携に前向きだが、若者ら市民は中国との一体化が加速しかねないと警戒している。

各企業は一帯一路の取り組みをアピールした(11日、香港)

香港政府が主催するサミットは4回目。林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は開会式で「香港は中国でもっとも競争力がある国際的な都市として戦略的な役割を果たせる」などと述べた。

香港が中国に返還されてから22年がたち、隣接する広東省深圳が「中国のシリコンバレー」として注目を集める一方、香港の存在感はかすみがちだ。香港政府や経済界は一帯一路に絡む資金調達や保険ビジネスを取り込んで経済を活性化させたい思惑がある。

香港・マカオ・広東省が連携を深める構想に関する香港中文大学の3月の調査によると、回答した市民の30%が「香港に経済的な恩恵をもたらす」とする一方で、45%は「中国との境界があいまいになる」と懸念を示した。格付け会社フィッチ・レーティングスは「中国の国家統治システムへの統合が続いている」として、香港の格付けを24年ぶりに引き下げた。

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