2019年9月23日(月)

米国務長官、ボルトン氏解任「驚かない」 意見相違認める

トランプ政権
北米
2019/9/11 15:46
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ポンペオ米国務長官は10日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ大統領が同日発表したボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)の解任について「驚きではない」と述べた。「ボルトン氏と私の意見の相違は多かった」と対立を認め、「私と関わる多くの人々もそうだ」としてボルトン氏が政権内で孤立していたことを示唆した。そのうえで「一部の高官が退任したからといってトランプ氏の外交政策が大きく変わると考えるべきではない」と述べた。

記者会見するポンペオ米国務長官(左)とムニューシン財務長官=ロイター

記者会見の約1時間半前にトランプ氏がツイッターでボルトン氏の解任を発表した。ホワイトハウスが同日公表した予定ではボルトン氏も記者会見に同席する予定だった。ポンペオ氏は「大統領が昨夜ボルトン氏に辞任を求め、私の知る限りでは今朝受け入れられた」と説明した。

ボルトン氏は北朝鮮やイランなどへの強硬姿勢で知られ、2018年4月にトランプ政権で3人目の国家安全保障担当の大統領補佐官に就任した。フリン、マクマスター両氏に続く補佐官解任について「(政権)国家安全保障チームはめちゃくちゃなのか」と記者団から質問が飛ぶと、記者会見に同席したムニューシン財務長官は「全くそうではない。ばかげた質問だ」と一蹴した。

ポンペオ氏は記者会見で、トランプ氏がイランのロウハニ大統領と「無条件で会談する用意ができている」とも述べ、9月下旬にニューヨークで開く国連総会での会談実現に前向きな姿勢を示した。一方、ムニューシン氏は「大統領は喜んで会談に応じるが、最大の圧力をかける政策は維持する」と述べた。

ムニューシン氏は「我々はイランにさらなる制裁を科しており、それは完全に機能している」と述べ、制裁の効果を改めて訴えた。イランは対話の可能性を排除していないが、「イランに対する違法で不公正な制裁をすべて解除するのが先決だ」(ロウハニ大統領)と原油禁輸の解除などを求めており、首脳会談が実現するかどうかは不透明だ。

記者会見の主題はテロ組織への制裁強化だった。ムニューシン氏はイラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」を含むテロ組織や幹部を制裁対象に追加したと発表した。

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