2019年9月19日(木)

第4次安倍再改造内閣が発足 初入閣、最多の13人

内閣改造
政治
2019/9/11 10:30 (2019/9/11 17:21更新)
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第4次安倍再改造内閣が発足し、初閣議に臨む安倍首相ら(11日、首相官邸)

第4次安倍再改造内閣が発足し、初閣議に臨む安倍首相ら(11日、首相官邸)

第4次安倍再改造内閣が11日、発足した。麻生太郎副総理・財務相と菅義偉官房長官以外は入れ替える大幅な改造で、初入閣も第2次安倍内閣発足後で最多の13人となった。安倍晋三首相(自民党総裁)は発足に先立ち、同日午前に開いた自民党の役員会で「新体制のもとでわが党の長年の悲願である憲法改正を党一丸となって力強く進めていく」と語った。

第4次安倍再改造内閣 (敬称略)
総 理
安倍 晋三 (64)
あべ しんぞう
官房長官、党幹事長、官房副長官(成蹊大=衆(9)山口4、無派閥)
副総理 財務 金融 (留任)
麻生 太郎 (78)
あそう たろう
首相、党幹事長、外相、総務相(学習院大=衆(13)福岡8、麻生)
総 務
高市 早苗 (58)
たかいち さなえ
衆院議運委員長、総務相(神戸大=衆(8)奈良2、無派閥)
法 務 (初入閣)
河井 克行 (56)
かわい かつゆき
党総裁外交特別補佐、首相補佐官(慶大=衆(7)広島3、無派閥)
外 務
茂木 敏充 (63)
もてぎ としみつ
経財相、党政調会長(米ハーバード大院=衆(9)栃木5、竹下)
文部科学 (初入閣)
萩生田 光一 (56)
はぎうだ こういち
党幹事長代行、官房副長官(明大=衆(5)東京24、細田)
厚生労働 働き方改革
加藤 勝信 (63)
かとう かつのぶ
党総務会長、厚労相(東大=衆(6)岡山5、竹下)
農林水産 (初入閣)
江藤  拓 (59)
えとう たく
首相補佐官、衆院農水委員長(成城大=衆(6)宮崎2、無派閥)
経済産業 (初入閣)
菅原 一秀 (57)
すがわら いっしゅう
衆院議運委筆頭理事、財務副大臣(早大=衆(6)東京9、無派閥)
国土交通 (初入閣)
赤羽 一嘉 (61)
あかば かずよし
衆院経産委員長、経産副大臣(慶大=衆(8)兵庫2、公明)
環 境 (初入閣)
小泉 進次郎 (38)
こいずみ しんじろう
党厚労部会長(米コロンビア大院=衆(4)神奈川11、無派閥)
防 衛
河野 太郎 (56)
こうの たろう
外相、行革相(米ジョージタウン大=衆(8)神奈川15、麻生)
官房 拉致問題 (留任)
菅  義偉 (70)
すが よしひで
党幹事長代行、総務相(法大=衆(8)神奈川2、無派閥)
復 興 (初入閣)
田中 和徳 (70)
たなか かずのり
衆院予算委筆頭理事、財務副大臣(法大=衆(8)神奈川10、麻生)
防災 国家公安 (初入閣)
武田 良太 (51)
たけだ りょうた
党幹事長特別補佐、防衛副大臣(早大院=衆(6)福岡11、二階)
沖縄・北方 一億総活躍 (初入閣)
衛藤 晟一 (71)
えとう せいいち
首相補佐官、党政調会長代理(大分大=参(3)比例、衆(4)、二階)
科学技術 IT (初入閣)
竹本 直一 (78)
たけもと なおかず
財務副大臣、衆院国交委員長(京大=衆(8)大阪15、岸田)
経済財政 社会保障改革 (初入閣)
西村 康稔 (56)
にしむら やすとし
官房副長官、内閣府副大臣(東大=衆(6)兵庫9、細田)
地方創生 規制改革 (初入閣)
北村 誠吾 (72)
きたむら せいご
党総務副会長、防衛副大臣(早大=衆(7)長崎4、岸田)
五輪 女性活躍 (初入閣)
橋本 聖子 (54)
はしもと せいこ
党参院議員会長、外務副大臣(駒大苫小牧高=参(5)比例、細田)

<表の見方>
氏名、年齢、略歴、カッコ内は出身校、当選回数、選挙区、党派(自民党議員は所属派閥)の順。(写真は共同)

閣僚の兼務・担当 副総理=デフレ脱却▽総務相=マイナンバー制度▽文科相=教育再生▽経産相=産業競争力、国際博覧会、ロシア経済分野協力、原子力経済被害、原子力損害賠償・廃炉等支援機構▽国交相=水循環政策▽環境相=原子力防災▽官房長官=沖縄基地負担軽減▽復興相=福島原発事故再生総括▽武田特命相=行政改革、国家公務員制度、国土強靱化▽衛藤特命相=領土問題、消費者・食品安全、少子化対策、海洋政策▽竹本特命相=クールジャパン戦略、知的財産戦略、宇宙政策▽西村特命相=経済再生▽北村特命相=まち・ひと・しごと創生▽橋本五輪相=男女共同参画

官房・法制
 ・(政務 衆) 西村 明宏 (59) 
 ・(政務 参) 岡田 直樹 (57) 
 ・(事務)   杉田 和博 (78) 
法制局長官
 ・近藤 正春 (63) 

再改造内閣は皇居での認証式を経て発足した。首相はこれに先立ち、臨時閣議で閣僚の辞表をとりまとめ、公明党の山口那津男代表と党首会談を開いた。続いて、首相官邸に組閣本部を設置して新閣僚を呼び込み、菅氏が閣僚名簿を発表した。

初入閣は13人で2012年の第2次安倍内閣発足後、最多となった。これまで最も多かったのは18年の第4次改造内閣の12人だった。

環境相に充てる小泉進次郎氏は38歳で、戦後3番目の若さでの入閣となる。女性閣僚は総務相の高市早苗氏と五輪相の橋本聖子氏の2人となる。

外相は茂木敏充経済財政・再生相、防衛相には河野太郎外相が横滑りする。経済政策の柱に位置づける社会保障制度改革は、厚生労働相の加藤勝信氏と、経財相で社会保障担当を兼ねる西村康稔氏が中心となる。

経済産業相には菅原一秀氏を充て、ロシア経済分野協力担当相の兼務とする。文部科学相には官房副長官や幹事長代行を歴任した萩生田光一氏、一億総活躍相には首相補佐官を約6年半務めてきた衛藤晟一氏が就く。

各派閥が推薦していた「入閣待機組」では麻生派の田中和徳氏が復興相、岸田派の竹本直一、北村誠吾両氏はそれぞれ科学技術相、地方創生相、二階派の武田良太氏が国家公安委員長に就任する。公明党からは赤羽一嘉政調会長代理が国土交通相で初入閣する。

首相官邸を支える官房副長官は衆院から西村明宏氏、参院で岡田直樹氏が就く。事務の杉田和博氏は留任する。

自民党は11日午前、臨時総務会を開き、新執行部の人事を正式に決めた。二階俊博幹事長と岸田文雄政調会長、森山裕国対委員長は再任した。総務会長に鈴木俊一氏、選挙対策委員長に下村博文氏が就いた。二階、岸田、麻生、細田の各派から党四役を起用し政権基盤を安定させる。幹事長代行に稲田朋美、広報本部長に平沢勝栄両氏を起用し、山口泰明組織運動本部長を続投させる人事も決めた。甘利明選対委員長は10月の消費増税後の税制改正を仕切る税制調査会長に決まっている。

二階氏は記者会見で「首相はかねて憲法改正に意欲を持っている。意向に沿って党を挙げて憲法改正に向けて努力を重ねたい」と述べた。首相の党総裁4選に関しては「(首相は)決意表明されたわけではない。決意を固めたら国民の意向に沿う形で党を挙げて支援したい」と語った。首相は21年9月に党総裁の3期目の任期を迎える。

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