2019年9月21日(土)

サッカー

頼もしき背番号「10」 中島、チーム落ち着かす先制点

2019/9/11 8:01
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背番号「10」が初戦の緊張感を払いのけた。16分、左サイドからパスを受けて中央へ切れ込むと、ペナルティーエリア手前から右足を一振り。ミドルシュートは、GKの頭上を越えてネットを揺らした。得点時間も早かっただけに、チームに平常心をもたらす効果はてきめんだった。

【日本、白星発進 W杯アジア2次予選】

日本―ミャンマー 前半、先制ゴールを決め橋本(13)と喜ぶ中島=共同

日本―ミャンマー 前半、先制ゴールを決め橋本(13)と喜ぶ中島=共同

ピッチ上のフリーマン。そう名付けたくなるような中島の即興的なプレー、自由な動きが、日本の攻めを連動させた。表向きは左MFだがサイドに張るわけでなく、中央に寄ってドリブルで仕掛けていく。相手は止めにかかって引き寄せられ、日本の左サイド前方はガラ空き。そこへ長友が上がり、あるいは南野が流れて起点になった。

ハーフライン付近からのドリブルは奪われた場合のリスクも高い。セオリーであれば推奨されにくいプレーだが、中島はお構いなしだ。実際、これがいい具合に相手を2人、3人と引きつけ、逆の右サイドにもスペースを生む遠因ともなった。

ぬかるむピッチの影響を懸念する声もあったが、本人は「僕自身は環境が悪いとは思いませんでした」と、どこ吹く風。昔遊んだ公園の方が劣悪なピッチでしたから、と言ってのける。「どんな試合でも、チームの勝利に貢献できるよう全力でプレーするのを心がけている。自分の限界まで出すことです」

ここぞの好機に再三シュートをふかしてもいる。それでも中島は打つことから逃げない。ミスショットにもめげず、突破口をうがつ。ドリブルでもまたしかりで、阻まれても懲りずに挑み続ける。それが中島の考える「全力」であり、森保ジャパンの背番号「10」の流儀なのだろう。(ヤンゴン=岸名章友)

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