ルノーCEO、FCAとの提携交渉再開を否定

日産の選択
2019/9/11 3:02
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【フランクフルト=白石透冴】仏自動車大手ルノーのティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)は10日、6月に破談になった欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との提携交渉を再開するかについて「議題はテーブルにのっていない。もう終わっている」と語った。FCA側はまだ意欲を持っているとみられるが、ボロレ氏は交渉再開の可能性を否定した。

10日、記者会見したルノーのティエリー・ボロレCEO(フランクフルト)

フランクフルト国際自動車ショーの記者会見で語った。ボロレ氏は「我々はもう交渉していない。残念だがもう終わっている」と説明した。

FCAは5月に対等な条件での経営統合をルノーに提案。だがルノー筆頭株主である仏政府の介入が過度にあったとして、提案を取り下げた。

一方で次世代技術の遅れを取り戻すために関心は失っていないもようで、マイケル・マンリーCEOは8月、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の取材に「まだ門戸は開かれている」と語っている。ルノー側は一貫して記者会見などで再交渉の可能性を否定している。

ボロレ氏は日産自動車の西川広人社長兼CEOが辞任することを「ルノーにとっての優先事項は、日産が回復することだ」と述べた。ガバナンスの問題や低迷する業績について、次期日産CEOが解決の道筋をつけることを期待した。

ルノー・日産連合と提携する独ダイムラーのオラ・ケレニウスCEOは10日、報道各社とのインタビューで、日産の「経営陣の交代は(ダイムラーとの)提携関係に影響を与えない。提携関係はウィンウィンである以上続ける」と述べた。

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