2019年9月19日(木)

トランプ氏、ボルトン補佐官を解任 安保政策に影響

トランプ政権
北米
2019/9/11 1:02 (2019/9/11 2:19更新)
保存
共有
印刷
その他

ボルトン氏はトランプ大統領との意見対立が指摘されていた=AP

ボルトン氏はトランプ大統領との意見対立が指摘されていた=AP

【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は10日、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当、70)を解任したとツイッターで発表した。後任は来週発表する。解任の理由を「彼の提案の多くに私は強く反対してきた。他の政権メンバーも同意しなかった」と意見の相違があったためと説明した。国家安保担当の大統領補佐官は外交・安全保障政策の司令塔で、北朝鮮やイランに対し強硬姿勢をとってきたボルトン氏の解任により同政策への影響は必至だ。

【関連記事】アフガン政策の対立が決定打に ボルトン氏の解任

トランプ氏は「昨夜、ボルトン氏にホワイトハウスにはもう要らないと伝えた」とツイート。「だから私は辞任を促し、今朝辞意が私に伝えられた」と明かした。

一方、ボルトン氏はツイッターへの投稿で「私は昨夜、辞職を申し出た。トランプ氏は『それについてあす話し合おう』と言った」と9日夜に自ら辞意を伝えたと主張して解任を否定しており、両氏の説明は食い違っている。ボルトン氏は10日午後に予定していたホワイトハウスでの記者会見を急きょキャンセルした。

両氏はアフガニスタンやイラン、北朝鮮政策などを巡って意見の対立が指摘されていた。最近開かれたアフガン和平を巡る政権幹部の協議に、ボルトン氏は出席していなかったとされる。6月末に韓国と北朝鮮の軍事境界線で開かれた3回目の米朝首脳会談にも同行しなかった。

ボルトン氏はブッシュ(子)政権で国務次官(軍備管理・国際安全保障担当)や国連大使を歴任。チェイニー副大統領(当時)らとともに対外強硬派のネオコン(新保守主義派)としてしられ、イラク戦争の旗振り役の一人だった。

大統領補佐官には2018年4月に就任。トランプ政権下ではフリン、マクマスター両氏に続いて3人目で、イラン核合意からの離脱やロシアとの中距離核戦力(INF)廃棄条約の失効を主導した。19年2月末のベトナムでの米朝首脳会談では、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が提案した非核化措置が不十分だとしてトランプ氏に合意に応じないよう進言した。

【関連記事】
ボルトン氏解任 トランプ大統領のツイッター全文
解任されたボルトン米大統領補佐官のツイッター全文
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。