表現の不自由展 アーティスト35組が再開求め連帯

文化往来
2019/9/12 6:00
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愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で、トリエンナーレに出展したアーティスト5組が10日、日本外国特派員協会(東京・千代田)で会見した。トリエンナーレ参加のアーティスト35組が展示の再開を目指す活動「REFreedom_Aichi」を始めると発表。多くの作家が連帯して発言・行動することで再開への具体的な道筋を示すロードマップを作成し、実行委員会と協議したい考えだ。

展示再開を求め、35組のアーティストが一体で活動していくとを発表した(東京都千代田区、左から高山明、ホンマエリ、小泉明郎、大橋藍、卯城竜太)

展示再開を求め、35組のアーティストが一体で活動していくとを発表した(東京都千代田区、左から高山明、ホンマエリ、小泉明郎、大橋藍、卯城竜太)

具体的な活動として、県民との対話の場の創設、憲法学者らを招いて表現の自由を考える討論会の開催を挙げた。また、県が表現の自由を世界に訴えるため提出する「あいち宣言」をアーティスト主導で作成するように訴える。あいちトリエンナーレだけでなく、ほかの美術館や芸術祭など様々な機関で採用される草案を目指すという。資金はこれからクラウドファンディングで募る。

「#YOurFreedom プロジェクト」はSNSを使って、世界中の人に自らが抑圧された経験を記してもらい、それを閉鎖されている展示室の扉に張り付ける。2人組のユニット、キュンチョメとして活動するホンマエリは「ジェンダー、年齢、国籍を越え、全ての不自由が可視化される。不自由でいっぱいになって閉じられた扉を、必ず開けないといけない」と話した。

小泉明郎は「表現の自由は私たち一人一人が、自分の人生を自分で決める、という自由にも直結している。その自由がここで崩壊するのか、それとも食い止めるのか。分岐点にあると思っています」と語った。

(赤塚佳彦)

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