ファーウェイ、米政府への訴訟を一部取り下げ

2019/9/10 17:28
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【広州=川上尚志】中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)は10日、米政府に対する訴訟の一部を取り下げたと発表した。米国で自社の通信機器が不当に押収されているとして米商務省を提訴していたが、機器が返還されたことを受け訴訟を取り下げた。一方でファーウェイは米政府が同社に科している制裁が不当だとする主張は変えておらず、法廷での争いは長期化しそうだ。

ファーウェイは6月、自社の通信機器が不当に押収されているとして米政府を提訴していた=ロイター

ファーウェイは6月、自社の通信機器が不当に押収されているとして、米商務省などを米連邦裁判所に提訴した。2017年に米国の拠点で認証試験を実施した通信機器を中国に送り返そうとした際に、輸出許可が必要な可能性があるとして米当局に押収された状態が続いていたという。ただ今年8月、実際は輸出許可の必要がなかったとして機器が米国法人に返却されたため、このほど訴訟を取り下げた。

一方、ファーウェイと米政府の法廷での争いは続いている。19年1月には米司法省が、イランとの違法取引に関わったとしてファーウェイや同社の孟晩舟・副会長を起訴した。ファーウェイは容疑は事実無根と主張している。ファーウェイも同社などの製品を米政府機関が調達することを禁じる「19年度米国防権限法」が米憲法違反だとして米政府を提訴している。

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