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香港デモ「若者は大局見よ」

大富豪・李嘉誠氏、双方に自制促す

【香港=木原雄士】香港の著名実業家で大富豪の李嘉誠氏(91)は「逃亡犯条例」改正案をめぐる大規模デモについて「若者は大局を見るよう願っている」と発言した。香港の現状について「第2次世界大戦以来、もっとも大きな打撃だ」と懸念を示し、政府と若者の双方に自制を促した。

8日に仏教関連の行事に出席した際の発言として香港メディアが伝えた。李氏は8月に2種類の新聞広告を出し、暴力停止などを求めていた。今回は「香港が困難を乗り切ることができるよう願っている」としたうえで「若者は大局を見て、指導者は将来の世代に寛大さを示すよう願っている」と述べた。

李氏は「政治的な問題ではお互いの見方を理解すべきだ。そうすれば大きな問題を小さな問題に変えられる」とも語った。過激化するデモ隊と、厳しく取り締まる警察の双方に自制を促した発言と受け止められている。李氏は新聞広告では中国の詩の一節を引用し、解釈をめぐって議論が起きていた。

李氏は2018年に現役を退いた後も言動が注目を集めている。この1カ月で自らが創業した複合企業の長江和記実業(CKハチソンホールディングス)と不動産大手の長江実業集団(CKアセットホールディングス)の株を買い増しており、ビジネスには自信を深めているようだ。

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