2019年9月21日(土)

日本の「都市力」、京都が2年連続トップ

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2019/9/10 15:13
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国内の主要都市が持つ特性を評価したランキングで京都市が2年連続で総合1位だった(写真は京都市の金閣寺)

国内の主要都市が持つ特性を評価したランキングで京都市が2年連続で総合1位だった(写真は京都市の金閣寺)

森ビルのシンクタンクの森記念財団都市戦略研究所(東京・港)は10日、国内の主要都市が持つ特性を評価したランキングを発表した。調査は2018年に続く2回目。東京都内を除く72都市のうち、総合1位は前回に続き京都市だった。外国人の受け入れ体制などで評価を上げた金沢市や長野県松本市が新たにトップ10入りを果たした。

【関連記事】東京・千代田区、23区で2年連続首位 都市特性評価

調査名は「日本の都市特性評価」。政令指定都市や県庁所在地の都市に加え、人口の規模が一定の条件を満たす72都市を対象とした。「賃金水準」や「文化財指定件数」といった83の指標ごとに点数化した上で、「経済・ビジネス」や「文化・交流」といった6の分野ごとに合算して、その合計点数で順位をつけた。

上位20都市のランキングを文末に掲載

上位20都市のランキングを文末に掲載

京都市は特に「観光案内所・病院の多言語対応」や「高級宿泊施設客室数」の指標でスコアを上げ、19年も「文化・交流」の分野で1位だった。「トップ大学数」と「論文投稿数」が対象都市の中で最も多く、「研究・開発」の分野でも1位だった。

福岡市は「生活・居住」の分野でスコアを伸ばし、どの分野もバランスよく高い評価を得た。大阪市は19年も「経済・ビジネス」と「交通・アクセス」の分野で1位。居住者へのアンケートに基づく「居住環境の満足度」といった指標でスコアを上げた。

18年総合5位だった横浜市は19年4位。旅行業や美容業、デザイン業などの「クリエイティブ産業従業者割合」のほか、「観光案内所・病院の多言語対応」といった指標で高い評価を得て「文化・交流」の分野でスコアを伸ばした。

新たに総合トップ10入りした都市は金沢市と松本市。9位の金沢市は「文化・交流」の分野で高い評価を得たほか、「生活・居住」の新たな指標である「外国人住民の受け入れ体制」や「居住環境の満足度」などでスコアを伸ばした。10位の松本市は「国際会議・展示会開催件数」や「行楽・観光目的の訪問の多さ」などの指標で評価を上げて「文化・交流」の分野でスコアを伸ばした。

森記念財団の市川宏雄理事は「2025年の大阪・関西万博開催が今後、大阪市の経済に影響を与え、スコアを伸ばしてランキングが上がっていくだろう」と分析。「他の都市も弱みを強くしようということを認識すれば、じわじわとスコアやランキングに影響が出るだろう」と説明する。

東京23区を対象としたランキングでは、千代田区が19年も「経済・ビジネス」の分野で1位だったほか、「生活・居住」の分野で2位から1位へ順位を上げた。18年に続き、「文化・交流」の分野で1位だった港区が総合2位、「交通・アクセス」の分野で1位だった中央区が総合3位だった。(小田浩靖)

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