10/15 12:00更新 マーケット 記事ランキング

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 22,174.45 +375.58
日経平均先物(円)
大取,19/12月 ※
22,170 +370

日経チャンネルマーケッツでは、マーケット・経済専門チャンネル日経CNBCの番組をライブ配信。配信中の番組から注目のトピックスをお届けします。

「鈴木亮の視界亮行」[映像あり]

10月11日(金)14:20

首都圏のJR在来線 あす午後1時ごろまでに運休[映像あり]

気象庁 台風19号「狩野川台風に匹敵の可能性」

10月11日(金)13:00

[PR]

投信コラム

フォローする

介護士「もことん」さんの楽観投資(投信ブロガー)

2019/9/17 12:00
保存
共有
印刷
その他

ブログ「もことんのインデックス投資と節約術」を運営する「もことん」さんは介護福祉士として、認知症を患う老人向けのデイサービス介護施設で働く40代半ばの男性。パートタイマーの妻と小学生の長男との3人家族で、首都圏の自宅マンション(住宅ローンあり)に暮らしている。

ハンドル名のもことんは妻の故郷、北海道の地名に由来する。高給に恵まれているわけではないが、日ごろから節約に励みながら老後を見据えた資産運用に楽観的に取り組んでいるようだ。もことんさんの運用内容を聞いた。

■最初は個別株に100万円を投資

――投資のきっかけを教えてください。

「1996年に就職してから定期預金をコツコツ積み立てていました。9年ほどで300万円たまりましたが、預金利息がほとんど付かず元本が増えていきません」

「そこで、100万円を元手に国内の個別株投資を始めたのが最初です。2005年のことです。ネット証券だと口座維持管理手数料が無料で売買手数料も安いので、株式投資でもうかるチャンスがあるのではと考えました」

「ところが、リーマン・ショックの頃に、保有株3~4銘柄の株価が買値の半値を割り込みました。損切りするのは嫌なので、何度か安値で買い増し、最終的に元本を回復するのを待って売却しました」

■NISAでETF投資開始

――投資信託を購入したのはいつ頃ですか。

「NISA(少額投資非課税制度)が始まった14年からです。株でもうけるのは簡単ではないと痛感したので、新しい投資先を探していました。上場投資信託(ETF)の信託報酬が一般の投信に比べずっと低いことを知り、一般NISAでETFを購入しました」

――今はどんなファンドに投資していますか。

「現在はインデックスファンドの信託報酬がETFよりも安くなっているため、ETF以外にインデックスファンド6本を保有し、そのうち2本に毎月、積み立て投資しています(図A)」

「一般NISAで毎月2万円、個人型確定拠出年金(iDeCo)では3カ月ごとに3万9000円分を購入。クレジットカードでたまったポイントも、別途ファンド購入に充てています」

「その他、子供の将来の教育資金のために月1万円弱の学資保険に加入し、4カ月に一度支給される児童手当はそのまま貯金に回しています」

「ボーナスなどの臨時収入があった時は、一般NISAの枠内で海外先進国株ETFを購入しています。個別株も2銘柄保有していて、現金を含めた金融資産の合計額は1000万円程度になりました(8月末時点)」

「インデックスファンドとETFの選択条件は両方とも信託報酬の安さですが、ETFは少額購入可能も条件です。個別株は高配当銘柄の中から身近なものを選び、割安だと思うタイミングで随時買っています。下がっても損切りはしないと決め、個別株の時価は元本の3倍くらいに増えました」

■リスク資産と現金を1対1で保有

――資産配分はどうしていますか。

「リスク資産と現金を1:1の割合で保有しています。現金を半分にすると、リスク資産の時価が最悪3分の1になってもまだ全資産の3分の2が残る計算で、これなら耐えられます。目標リターンは年3%程度です」

「リスク資産の投資先はすべて株式です。株式の地域配分は海外先進国と日本、新興国を8:1:1の割合で保有するのが目標ですが、現在は資産全体で、現金が50%超、海外先進国株が約28%、日本株が約14%、新興国株が約4%の配分比率です。個別株を保有している関係で、地域配分の目標値に対し日本株の比率がまだ多い状況です(図B)」

■老後を見据えて楽観的に資産運用

――資産運用の目的は何ですか。

「老後の生活資金を蓄えるためです。60歳で定年退職した後の家族の生活費を毎月20万円とした場合、退職金と将来もらえる公的年金だけでは暮らしていけそうにありません。資産運用の目標額は3000万円です。60歳以降は資産運用を続けながら、85歳くらいまで毎年4%の定率で換金していくイメージです」

「子供の教育費も必要です。幸いにもマンション購入時には親からの資金援助を受けたので、住宅ローンの負担は少なく済んでいます。無駄を省いて節約しながら、投資に充てる資金を毎月捻出し、積み立て投資を続けてくことで、老後2000万円問題は何とかクリアできると楽観的に考えています」

――具体的な節約方法を教えてください。

「出費を抑えるために、色々と工夫しています。例えば、携帯電話はSIMフリー端末に替え、携帯料金を夫婦2人で月2500円程度に収めました。電力会社は自由化で電気料金が割安になった会社に変更。食料品を安い時にまとめ買いし、昼食は弁当を持参するなどです。参考になりそうな節約方法はブログにも書き込んでいます」

「節約に励む一方で、競馬も好きです。賭け金は年1万円程とわずかですが、馬券が当たった時は、株価が急騰した時と同じくらい興奮します。通算では損しています」

――ブログを始めたきっかけは。

「金融庁主催のつみたてNISAの意見交換会(つみップ)に17年6月に初めて参加したのがきっかけです。投資の参考にしていた有名ブロガーの方に実際に会えたのは衝撃的でした。自分でも投資関連の話題を発信してみようとブログを始めました。『朝の通勤時間に1分以内で投資や節約のことを読めるようにする』がコンセプトです」

――介護福祉士という職業柄、認知症の方の資産管理に関して何か思うところはありますか。

「認知症の方の資金が流用されるトラブルも聞こえてきます。自分は子供に託すのが安全と考えていますが、現行制度では、家族に託す場合でも認知症を発症する前の手続きが必要となるようです。認知症を発症してしまうと資産管理を委ねる人を選択する自由度がなくなるようなので、できるだけ早めに準備した方がよいかもしれません」

(QUICK資産運用研究所 聞き手は笹倉友香子、高瀬浩)

投信コラムをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム