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警察庁が「110番アプリ」開発 聴覚障害者向け

警察庁は、聴覚や言語機能に障害があり110番通報が困難な人に向けて、スマートフォンを利用して文字や画像で通報できる「110番アプリシステム」を開発し、9月中旬から運用を始める。

警察庁によると、専用のアプリをダウンロードし氏名などを登録して利用。起動すると「何がありましたか」「けが人はいますか」「救急車の手配は必要ですか」などと現場状況の質問項目が表示される仕組み。

事件事故の内容別に選択式のフォームがあり、ひき逃げ事故の場合は逃走車の色や形などを回答し、指先の操作で現場を管轄する都道府県警に通報できる。文字入力のチャット形式による警察担当者との詳細なやりとりや、写真の送信も可能。通報場所は全地球測位システム(GPS)の位置情報を使って伝達される。

電話の110番では通報内容を聞き取れなかったり、障害者が通報をためらったりするケースがあり、各都道府県警は現在ファクスやメールでの通報にも対応している。しかし、入力や送信に時間がかかり、障害者団体から新システム導入の要望が寄せられていた。

アプリは障害者限定の運用を想定。警察庁の担当者は「通常の110番が可能な人は電話を利用してほしい」としている。〔共同〕

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