サウジ、ウラン濃縮求める 原発計画でエネルギー相

2019/9/10 9:41
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【カイロ=共同】ロイター通信は9日、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相が同日、サウジの原発計画のためウラン濃縮を行いたいと述べたと報じた。平和利用目的としているが、ウラン濃縮は核兵器開発にもつながる技術で、対立するイランの警戒を招く可能性がある。米国とサウジの原子力協力にも影響が及びそうだ。

サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相(9日、アブダビ)=ロイター

アブドルアジズ氏は8日に同相に任命されたばかり。サウジのムハンマド皇太子は昨年3月、イランが核兵器を開発すれば「後を追う」と米テレビに明言している。

サウジは原発建設計画を進めており、ロイターによるとアブドルアジズ氏は訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビでウラン濃縮に言及し「われわれは注意深く進めている」と述べた。

UAE紙ナショナルによると、アブドルアジズ氏は「サウジには(天然の)ウラン資源があり、その全てを活用したい」と述べた。

サウジは石油消費の抑制や海水淡水化のため原発建設計画を持つが、濃縮や再処理を自国で行いたいとの考えがあるとされ、米国で懸念の声が上がっている。

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