7月の米消費者信用残高が急増 1年8カ月ぶりの伸び

2019/9/10 6:33
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【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)が9日発表した7月の消費者信用残高(速報値、季節調整済み)は、年率換算の前月比で6.8%増加した。2017年11月以来1年8カ月ぶりの大きな伸びで、米消費者が景気に自信を持っており、借り入れによる消費に積極的であることを示唆した。

米消費者信用残高は7月、1年8カ月ぶりの大きな伸びとなった(米ニューヨーク市内の小売店)=AP

同指標はローンなどの借り入れによる個人消費の動向を示す。金額ベースの残高は4兆1229億ドル(約442兆円)で、前月から233億ドル増加し、増加幅はダウ・ジョーンズまとめの市場予測(163億ドル程度)を大幅に上回った。

内訳をみると、クレジットカードなどの「リボルビング払い」ローンが前月比11.2%増え、こちらも17年11月以来1年8カ月ぶりの伸びとなった。自動車ローンや教育ローンなど「非リボルビング払い」ローンは5.3%増だった。

米商務省発表の小売売上高は7月、前月比0.7%増で5カ月連続のプラスとなるなど、米消費は堅調さを維持している。三菱UFJ銀行ニューヨークのクリス・ラプキー氏は「貿易戦争や株式市場の変動、海外景気の減速にも関わらず、消費者は買い物をしているようだ」と指摘した。

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