仏ロ、イラン核合意維持へ協力 7年ぶり「2プラス2」

2019/9/10 2:39
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【モスクワ=小川知世】ロシアとフランスは9日、モスクワで外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開き、イラン核合意の維持に向けた協力継続で一致した。仏ロの2プラス2開催は2012年以来、約7年ぶり。両国は米ロの中距離核戦力(INF)廃棄条約の失効を踏まえた欧州の安全保障なども協議し、ロシアと欧州の関係修復を探る構えを打ち出した。

9日、モスクワで記者会見した(左から)フランスのパルリ国防相、ルドリアン外相、ロシアのラブロフ外相、ショイグ国防相=ロイター

ロシアのラブロフ外相とショイグ国防相、フランスのルドリアン外相とパルリ国防相が出席した。中東ペルシャ湾の緊張緩和やシリア、ウクライナ情勢などを議論した。

協議後の記者会見で、ルドリアン氏はロシアとの緊張緩和に向けた対話の枠組みの創設に意欲を示した。ラブロフ氏は「宇宙での軍拡競争に懸念がある」と述べ、フランスが7月に公表した宇宙防衛計画について説明を求めたと明らかにした。

ロシアとの2プラス2は14年に同国がウクライナ南部のクリミア半島に侵攻したのを受けて、英米仏などが中断した。フランスが2プラス2を再開した背景にはロシアと関係を再構築し、イラン情勢などで協力を得たい思惑があるとみられる。

ロシアとウクライナは7日には、収監していた相手国の国民をそれぞれ釈放し、拘束者を交換した。フランス、ドイツを加えたウクライナ東部紛争の和平に関する4カ国首脳協議が9月中にも再開するのをにらみ、環境整備が進んでいる。

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