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小泉進次郎氏が初入閣 人気に伴う実力は

11日の内閣改造・自民党役員人事で、小泉進次郎氏が環境相で初入閣する。人事直前の8月に結婚を公表し、月刊誌で菅義偉官房長官にポスト安倍の有資格者と指摘されたばかりだ。小泉氏にとっては人気に見合う実力を示せるか否かの正念場になる。

ちょうど1カ月前、小泉氏は大きな注目を浴びた。8月7日、フリーアナウンサーの滝川クリステルさんと首相官邸を訪ね、菅氏に結婚を報告した。安倍晋三首相に伝えた後、官邸でテレビカメラを前に2人並んで公表した。

同月10日発売の月刊誌「文芸春秋」は菅氏との対談を掲載した。菅氏は小泉氏の入閣について「私はいいと思う」と答え「小泉氏がポスト安倍の有資格者か」の質問に「早すぎることはない。本人がやる気であれば別に構わない」と語った。首相の女房役が強い期待感を示したことが話題を呼んだ。

小泉氏は小泉純一郎元首相の次男で、聴衆を集める演説などへの評価から「将来の首相候補」といわれてきた。まだ当選4回の38歳だが報道各社の世論調査でポスト安倍候補の上位に入る。

とはいえ、これまでは人気先行の面が強かった。2012、18年の総裁選では首相に対抗した石破茂元幹事長に投票し、過去には政権に批判的な発言もあった。党では農業や社会保障などの改革に取り組んだが、大きな成果を挙げたとはいえなかった。超党派の国会改革は「平成のうちに」を合言葉に国会運営の効率化を目指したものの、多くの課題を令和に持ち越した。

7月の参院選では「首相や菅氏の演説の方が聴衆を集める」との声もあがった。これまで入閣に慎重との見方もあった小泉氏が首相の指名に応じたのは挽回するチャンスと受け止めたのかもしれない。

幹事長に再任が決まった二階俊博氏は8月27日の記者会見で、小泉氏の処遇を問われ「将来性を持って活躍している」と話す一方で「特別の考えはない。若いだけではいけない」と指摘した。

最近では来年初めに予定する妻の出産にあわせて育児のための休暇を検討すると表明した。「選択的夫婦別姓の環境が整っていたら、私はその可能性があったと思う」と、党内で意見が割れる政策にも言及している。

閣僚になれば一挙手一投足にさらに視線が集まる。人気と実力が乖離(かいり)すれば、非難を受けるのは世の常だ。高い知名度に実力を伴わせることができるだろうか。

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