環境時計、今年は「9時46分」 高い危機感続く

2019/9/9 19:26
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地球環境悪化に対する世界の専門家の危機感を時刻で表す「環境危機時計」の今年の時刻は9時46分だったと、旭硝子財団が9日までに発表した。1992年に調査を始めて以来、最も針が進んだ昨年から1分戻ったものの「危機感は高い状態が続いている」とした。

各国政府や研究機関で環境問題に関わる約2100人へのアンケート結果を分析した。最も深刻な環境問題を尋ねると、地球温暖化など「気候変動」を挙げた人が3割で最多となり、次は「生物多様性」だった。

来年、温暖化対策のパリ協定が本格始動するが、トランプ米大統領は協定から離脱する方針。猛暑や熱波などの異常気象も世界で頻発し、不安が高まっているようだ。

環境危機時計は、深刻さを0時1分から12時までで表現し、9時を過ぎると「極めて不安」な状態を示す。国や地域別では日本は昨年より8分進み、9時39分となった。一方、中国が32分戻った影響で、アジア全体では10分戻った9時38分。最も危機感が高いオセアニアは10時31分だった。

今回は温暖化ガスの排出を実質ゼロにする脱炭素社会への進み具合も尋ねたが、進展は「わずか」との評価になった。〔共同〕

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