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コイ師目指す高校生 「泳ぐ宝石」 模様の変化楽しむ

(新潟創造人)

「泳ぐ宝石」とも呼ばれる高級観賞魚のニシキゴイに魅せられた高校生がいる。新潟県長岡市の菊池景斗さんだ。将来はニシキゴイの生産者(コイ師)を目指したいという。後継者難や新規参入が少ない同業界で、関係者はこの16歳の志を温かく見守っている。菊池さんに今の思いを聞いた。

――ニシキゴイに興味を持ったきっかけは何だったのですか。

「3年ほど前、近所の人と一緒に市内の丸重養鯉(り)場を訪れ、稚魚を選別する現場を見学したのがきっかけだった。2、3匹の稚魚を水槽で飼い始めた。機会を見て増やし、昨年からは自宅の裏庭に長さ4メートル、幅2メートル、深さ1メートルの組み立て式プールを設け、そこで30匹近く飼育している」

――ニシキゴイの魅力は何ですか。

「泳ぐ宝石のたとえがあるように、観賞していて本当にきれいだと思う。品種によって異なるが、成長するにつれて見た目や模様が変わっていく。それが面白い。水槽のように狭い環境で飼うとそれほど大きくならず、組み立て式プールで飼育するようになって、その成長のほどがよくわかるようになった」

「ニシキゴイを好きになったのは、私が接した生産者のおかげでもある。飼育がうまくいかなかったとき、親身になっていろいろ優しく教えてくれた。すべての生産者がそうだったわけではないが、こうした対応がなければコイ師を目指そうとは思わなかった」

――よく訪れる丸重養鯉場ではどのようなことをしていますか。

「まず手伝えることがあるか尋ねている。稚魚の体が真っすぐか、ひれがしっかりしているか、将来良い模様になりそうかなど、最初の選別をさせてもらうことがある。棚田に水を張った野池で養殖するニシキゴイが野鳥の被害に遭わないよう、池をネットで覆う作業を手伝うこともある」

――コイ師を目指すうえで何が必要ですか。

「まずは最後までやり通すメンタルの強さ。稚魚が将来きれいな模様になるのかを見極める眼力も必要だ。ニシキゴイを買い求めにきた人に丁寧に優しく対応できるようにしたい。海外ではニシキゴイの人気が高まっており、英語の勉強も欠かせない」(聞き手は磯貝守也)

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