「ポスト文」元候補の実刑確定 韓国最高裁、女性秘書暴行で

2019/9/9 18:33
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【ソウル=恩地洋介】韓国大法院(最高裁)は9日、元秘書への性暴力の罪に問われた忠清南道前知事の安熙正(アン・ヒジョン)被告(54)に対する懲役3年6月の二審判決を支持し、安被告の上告を退けた。実刑が確定した。革新系与党「共に民主党」出身の安被告は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の後継者としての呼び声が高かったが、この実刑判決の確定で再起は困難になった。

実刑が確定した前忠清南道知事の安熙正被告=聯合・共同

判決によると、安被告は2017年7月から18年2月の間に海外の出張先やソウルで元秘書の女性に4回の性暴力を加えるなどした。元秘書は18年3月、韓国のテレビ番組に出演し、当時は現職の知事だった安被告を実名告発した。同被告は辞職に追い込まれた。

安被告は17年の韓国大統領選の候補を決める「共に民主党」の党内選挙で文氏に敗れた。文氏より10歳以上若く、端正な顔立ちで女性ファンも多く、「ポスト文氏」の最有力候補の一人だった。

韓国では安被告を巡る騒動と同時期、地方に勤務する女性検事が法務省幹部から受けたセクハラを実名で訴え出た。女性による相次ぐ被害告発は韓国で大きく取り上げられた。米国発の被害女性によるセクハラ告発運動になぞらえ、韓国版の「#Me Too」だといわれた。

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