日本酒輸出で検討会 中田英寿さんら輸送網整備を訴え

2019/9/9 18:16
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国税庁は9日、「日本酒のグローバルなブランド戦略に関する検討会」を開いた。会合には元サッカー日本代表選手で、日本酒の世界展開に力を入れる中田英寿さんが参加。輸出する日本酒の品質を保つために、低温で運ぶインフラが必要だと訴えた。検討会は12月をメドに戦略をとりまとめる。

日本酒の輸出は2018年に17年と比べて19%増の222億円となり、9年連続で過去最高を更新した。ただ、米国やシンガポールなどの先進国でも、ワインと同じ温度帯や常温で流通業者が扱い、品質が劣化することも多い。

中田さんは「蔵元が良い日本酒をつくっても、コールドチェーン(低温輸送網)がなければ日本と同じ状態では届けられない」と語った。手がけてきた輸出事業では「十四代」に代表される高級銘柄をマイナス5度で輸送しているという。

会議の座長を務める東京農業大学の小泉武夫名誉教授は「海外でも安定した酒質を保てるよう支援したい」と語った。各地の蔵が伝統的手法でつくる日本酒の評価は高いが、ワインに比べるとブランド力が弱く、価格設定などに課題がある。

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