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第一三共、日本で販売申請 英大手との新型抗がん剤

第一三共は9日、開発中の新型抗がん剤について、日本での製造販売を厚生労働省に承認申請したと発表した。がんを効果的に攻撃できる新型で、まずは乳がんで画期的な新薬として期待されている。グローバルで英大手アストラゼネカと臨床試験(治験)や販売を共同で実施し、第一三共は対価として約7600億円を受け取る予定だ。

新型抗がん剤「トラスツズマブ・デルクステカン(開発名DS-8201)」について厚労省に承認申請した。抗体に低分子薬を結びつけた抗体薬物複合体(ADC)という新型の抗がん剤だ。従来の薬より高い確率でがんを狙い撃ちできるという。今回の申請は乳がんを対象にした。

トラスツズマブ・デルクステカンは第一三共が開発し、がん領域に強く世界に販売網を持つアストラゼネカと提携した。日本での販売は第一三共が単独で手掛け、ロイヤルティーをアストラゼネカに支払う。その他の地域では両社が共同で販促し、利益などを分け合う。

第一三共はアストラゼネカから開発や販売の状況に応じて対価を受け取る。乳がんのほか、肺がんや胃がんでの治験も実施中だ。

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