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宮城県気仙沼のみらい造船、新工場完成

大型漁船を建造する、みらい造船(宮城県気仙沼市)の新工場が8日、気仙沼市内に完成した。敷地面積は約4万平方メートルで、災害を考慮し高さ7メートルの防潮堤内に建設した。大型漁船を10隻同時に建造できる。総事業費は105億円で、国土交通省の造船復興補助金で70億円をまかなった。

エンジン整備や電装などの関連事業社も集約した。船を水面から陸へ移動させる際に自動で引き揚げる「シップリフト」の設備も備えた。新工場では年間4隻建造できる。大型漁船を中心に造るほか、北欧への漁船輸出や自衛隊向け補給艦も建造する方針だ。

みらい造船は東日本大震災後の2015年に被災した宮城県気仙沼市の中小造船4社の共同出資で設立され、18年4月に合併した。国内で100~500トンの大型漁船を造る造船会社は減っており、サンマやカツオ漁船の大半はみらい造船が造っている。

18年度の東北地方の漁船建造は3710トンで、震災があった10年度の12倍となっている。漁船は震災後の被害で特需が起こったほか、水産庁の支援で漁船の需要は強いままだ。さらに衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」対応の漁船などが求められている。造船会社は人手不足などの課題を抱えながら、合併などで効率化を進めている。

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