米イラン首脳会談「ハメネイ師の判断次第」 米が指摘
【ワシントン=中村亮】ポンペオ米国務長官は8日のABCテレビのインタビューで、9月下旬の国連総会に合わせて米イラン首脳会談が開かれる可能性について「(イランの最高指導者)ハメネイ師が国をどのような方向に導きたいと判断するかにかかっている」と語った。「我々は交渉を望み、トランプ大統領は前提条件なしに会談する」と指摘し、会談に意欲を見せた。
トランプ氏は9月上旬、イランのロウハニ大統領との会談について「可能性は何でもある」と説明した。イランに対する経済制裁を強化して、核・ミサイル開発などに関する今後の交渉での譲歩を狙う。一方でイランは対話の可能性を排除していないが、米国による経済制裁の解除を会談の条件にあげている。
フランスは首脳会談の開催に向けて仲介に動いているが、現時点で首脳会談には懐疑的な見方が多い。