岩手県知事に達増氏4選 自民系候補破る

2019/9/8 21:20
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任期満了に伴う岩手県知事選は8日投開票され、無所属で現職の達増拓也氏(55)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が、無所属新人で元県議の及川敦氏(52)=自民推薦=を破り、4選を決めた。

岩手県知事選で4選を果たし、支援者らと握手する達増拓也氏(8日夜、盛岡市)

岩手県知事選で4選を果たし、支援者らと握手する達増拓也氏(8日夜、盛岡市)

達増氏は同日夜、盛岡市内の選挙事務所で「『幸福を守り育てる希望郷いわて』を訴え、県民から大きな賛同をもらえた」と勝利宣言。「沿岸地域の東日本大震災津波からの復興を確かなものにし、地域振興を力強く進めていきたい」と抱負を語った。

前回(2015年)は無投票で、選挙戦は8年ぶり。復興のあり方や人口減少対策、巨大加速器「国際リニアコライダー」(ILC)誘致への取り組みなど、達増氏の3期12年の県政運営への評価が争点になった。

選挙戦で達増氏は「復興に取り組む中で住民の思いを形にし、市町村と力を合わせて国を動かしてきた」などと実績を強調。街頭演説では野党4党の党首らがそろって応援のマイクを握るなど共闘体制をアピールして県内の有権者に幅広く浸透、終始リードを保った。

一方、及川氏は「ILC誘致など県政で大きな課題を抱えている時に国と対話ができず、県内の市町村長とも十分に連携できていない」などと、達増県政を批判。今後の復興施策や大型プロジェクトを巡り、国との連携への懸念を訴えたが、出馬表明が7月になるなど出遅れが響いた。

自民党のほか、公明党県本部の推薦も得たが、同月の参院選で自民党の公認候補を推薦した県農協政治連盟や県漁業協同組合連合会などの業界団体が相次いで自主投票に転じた。自民・公明支持層をまとめ切れず、岩手では参院選に続いて与党候補の連敗となった。

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