ドイツポスト子会社と奇瑞、中国で宅配EV合弁

2019/9/6 21:50
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【フランクフルト=深尾幸生】ドイツポストは6日、子会社のストリートスクーターが中国自動車大手の奇瑞汽車と宅配用電気自動車(EV)の合弁会社を設立すると発表した。最大5億ユーロ(約590億円)を投資し、中国で2021年にEVの量産を始める。海外のEVスタートアップが中国の大手自動車メーカーと組むのは珍しい。拡大が見込まれる中国の商用EV市場を取り込む狙いが一致した。

ドイツポストが日常業務に使うストリートスクーターの配送EV(独フランクフルト)

メルケル首相の訪中に合わせて覚書を結んだ。ストリートスクーターは小包などを宅配するEV配送車の大手。ドイツを中心に1万2千台がすでに日常的に使われている。

合弁会社は中国市場に適したモデルを開発し生産・販売する。工場の生産能力は年間10万台を見込む。中国のほか東南アジア諸国でも販売する計画だ。

両社によると中国の小型商用車市場は25年に230万台に達し、このうち90万台はEVになる。奇瑞は現在、中国のEV商用車で20%のシェアを握っているといい、欧州でのノウハウを持つストリートスクーターと組むことでシェア拡大を目指す。

ストリートスクーターは3月にヤマトホールディングス(HD)とも宅配便配送用の小型EVを共同開発すると発表している。独フォルクスワーゲンや独ダイムラーなどの大手も商用EV市場に参入するなかで、先駆者としてのリードを生かして海外展開を急ぐ。

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